# 後部三角筋

**後部三角筋**は、[三角筋](/muscle/deltoid/)の一部で、肩の後方に位置する筋肉である。肩の後方への動き(伸展)や外旋、水平外転などに関与する。上半身のバランスを整え、安定した肩の動きを支えるために重要である。

## 解剖学的位置

後部三角筋は、肩甲棘(肩甲骨の後方突起)から始まり、上腕骨の[三角筋粗面](/term/deltoid_tuberosity/)に付着する。他の三角筋(前部・中部)とともに三角筋群を構成するが、後部は背面側に位置する。

## 主な作用

- 肩関節の伸展(腕を後方に引く動き)
- 肩関節の外旋(腕を外側に回す動き)
- 肩関節の水平外転(腕を体の横から後方に開く動き)

## トレーニングと強化

後部三角筋は日常生活ではあまり使われず、[前部三角筋](/muscle/deltoid_anterior/)や[胸筋群](/muscle/pectoralis_major/)に対して相対的に弱くなりやすい。そのため、意識的な強化が推奨される。

### 有効なトレーニング種目

- [リバースフライ](/term/reverse_fly/)
- [フェイスプル](/term/face_pull/)
- ベントオーバー・リアレイズ
- ケーブル・リアデルトフライ

## 姿勢と後部三角筋

長時間の座位姿勢や猫背などにより、後部三角筋の機能が低下すると、肩の前方化や肩こりの原因となる。これを防ぐためにも、[姿勢筋](/muscle/postural_muscle/)としての後部三角筋の役割は重要である。

## 関連項目

- [三角筋](/muscle/deltoid/)
- [前部三角筋](/muscle/deltoid_anterior/)
- [僧帽筋](/muscle/trapezius_muscle/)
- [広背筋](/muscle/latissimus_dorsi/)