ビタミンB群は、水溶性ビタミンの一種で、8種類のビタミン(B1, B2, B3, B5, B6, B7, B9, B12)から構成される。これらは互いに連携して働き、主にエネルギー代謝をはじめとする多くの生理機能を支えている。
ビタミンB群は体内でほとんど蓄積されず、過剰分は尿として排出されるため、毎日の食事からこまめに摂取する必要がある。主な供給源には、豚肉、レバー、卵、納豆、魚、全粒穀物、葉物野菜などがある。
ビタミンB群は、炭水化物、脂質、たんぱく質の代謝に関与し、ATPの産生を助けるため、運動によってエネルギー需要が高まると、その必要量も増加する。
特に、ビタミンB1は糖質代謝、B2は脂質代謝、B6はアミノ酸代謝に深く関与しており、筋トレや有酸素運動の効率を高めるうえでも欠かせない栄養素である。
また、ビタミンB12や葉酸(B9)は赤血球の生成に関与し、酸素運搬能力を高めるため、持久力の維持にも寄与する。
ビタミンB群が不足すると、疲労感、集中力の低下、口内炎、皮膚炎、貧血などの症状が現れることがある。とくに激しいトレーニングを行う人や、偏った食生活をしている人は、意識的に摂取する必要がある。
通常の食事からの摂取が基本ではあるが、トレーニング量が多い人や食事が不規則な人は、マルチビタミンなどのサプリメントを併用することで、欠乏リスクを抑えることができる。
ビタミンB群は、代謝をスムーズにし、身体のパフォーマンスを底支えする役割を担っている。特定の栄養素だけでなく、全体のバランスを意識した摂取が重要である。