# ハンドグリッパー
**ハンドグリッパー**(Hand Gripper)とは、手で握ることで指・手・前腕の筋力を鍛えるためのトレーニング器具である。主に[クラッシュグリップ](/term/crush_grip/)(握りつぶす力)を強化する目的で使用される。
## 特徴
- 携帯性に優れ、いつでもどこでも握力トレーニングが可能
- 初心者向けから上級者向けまで負荷設定が豊富
- 握力測定やリハビリ、筋トレ補助としても活用される
### 構造
基本的には2本のハンドルと、それを連結する**スプリング**で構成されている。スプリングの強度によって負荷が変わる。
- ハンドル素材:アルミニウム、プラスチック、ゴムなど
- スプリング位置:上部固定型、可変抵抗型などのバリエーションあり
## トレーニング方法
### クローズ(閉じ切り)
グリッパーを**完全に閉じる**まで握りこむ。高強度なトレーニングとして最も一般的。
- 回数の目安:5〜15回×3セット
- 目的:最大握力・爆発力の向上
### ポーズクローズ
完全に握った状態を2〜5秒保持する。
- 静的保持能力(アイソメトリック)の向上に効果的
### ネガティブ(エキセントリック)
両手で閉じ、**片手でゆっくり開放**する動作を行う。
- 高負荷グリッパーで握力を鍛えたい場合に有効
### ボリュームトレーニング
軽負荷のグリッパーで高回数(20回以上)を目指す。
- 筋持久力の向上に向いている
## 選び方のポイント
| レベル | 推奨負荷(kg換算) | 特徴 |
|--------|---------------------|------|
| 初心者 | 20〜40kg | 軽め、フォーム習得に最適 |
| 中級者 | 45〜65kg | トレーニングとして有効 |
| 上級者 | 70kg以上 | クローズ困難、最大握力挑戦用 |
※正確な負荷は製品やブランドにより異なるため、目安とすること。
## 注意点
- 無理な反復・高負荷使用は[腱鞘炎](/term/tenosynovitis/)や[前腕筋の過労](/term/forearm_fatigue/)を招く恐れあり
- 筋肉痛や関節の違和感がある場合は休息を優先する
- 高負荷モデルはフォームを崩すと効果が出にくく、怪我のリスクが高まる
## ハンドグリッパーの活用場面
- 筋力トレーニングの補助として(デッドリフト、懸垂など)
- [クラッシュグリップ](/term/crush_grip/)の強化
- 格闘技やクライミングなど、握る力が要求される競技
- デスクワークの合間のリフレッシュ
## 関連項目
- [クラッシュグリップ](/term/crush_grip/)
- [握力](/term/grip_strength/)
- [前腕トレーニング](/term/forearm_training/)
- [デッドハング](/term/deadhang/)
- [ピンチグリップ](/term/pinch_grip/)