# 平滑筋
**平滑筋**とは、[筋組織](/term/muscle_tissue/)の一種であり、自律神経系の支配を受け、意識的に制御することができない**不随意筋**である。主に内臓や血管の壁に存在し、体内環境の維持に重要な役割を果たしている。
## 特徴
平滑筋は、[横紋筋](/term/striated_muscle/)とは異なり顕微鏡下で横縞(横紋)が観察されないことが名称の由来である。収縮速度は遅いが、持続的な収縮が可能であり、エネルギー消費も少ない。
細胞は紡錘形で核を一つ持ち、細胞同士が密接に連なっている。収縮は[活動電位](/term/action_potential/)や[アセチルコリン](/term/acetylcholine/)などの化学的刺激によって引き起こされる。
## 主な分布
平滑筋は以下のような器官に多く存在する:
- 消化管(例:胃、小腸、大腸)
- 血管
- 気道
- 子宮
- 膀胱
これらの部位で、内容物の移動、圧力調整、収縮・拡張の調整などを担っている。
## 関連項目
- [筋組織](/term/muscle_tissue/)
- [横紋筋](/term/striated_muscle/)
- [活動電位](/term/action_potential/)
- [アセチルコリン](/term/acetylcholine/)
- [神経筋接合部](/term/neuromuscular_junction/)
- [自律神経系](/term/autonomic_nervous_system/)