# ステロイドホルモン
[ステロイドホルモン](/term/steroid_hormone/)とは、[コレステロール](/term/cholesterol/)を前駆体として体内で合成される脂溶性のホルモン群であり、主に内分泌器官によって分泌される。細胞膜を通過して直接細胞内に作用し、遺伝子の転写調節を行うことができるのが特徴である。
## 分類
ステロイドホルモンは以下のように分類される。
### 性ホルモン系
- **[テストステロン](/term/testosterone/)**(男性ホルモン)
- **[エストロゲン](/term/estrogen/)**(女性ホルモン)
- **[プロゲステロン](/term/progesterone/)**(妊娠を維持するホルモン)
### 副腎皮質ホルモン系
- **[コルチゾール](/term/cortisol/)**(糖質コルチコイド)
- **アルドステロン**(鉱質コルチコイド)
## 働き
ステロイドホルモンは脂溶性のため、細胞膜を通過して[核内受容体](/term/nuclear_receptor/)と結合し、標的遺伝子の発現を促進または抑制する。これにより、代謝、免疫、成長、生殖など多様な生理的過程に影響を与える。
## 筋肉との関係
[筋肥大](/term/muscle_hypertrophy/)や[筋力向上](/term/muscular_strength/)において、特に[テストステロン](/term/testosterone/)や[成長ホルモン](/term/growth_hormone/)などのステロイドホルモンの働きが注目される。これらのホルモンは、筋タンパク質の合成を促進し、筋肉の回復と増大を助ける。
## 医療・ドーピングとの関係
一部のステロイドホルモン(特にアナボリックステロイド)は、医療的には[ホルモン補充療法]や筋疾患の治療に使用されるが、スポーツにおいては[ドーピング](/term/doping/)の対象となる。[血液ドーピング](/term/blood_doping/)とは異なり、ホルモンそのものを外部から摂取する行為である。
## 関連項目
- [テストステロン](/term/testosterone/)
- [成長ホルモン](/term/growth_hormone/)
- [筋肥大](/term/muscle_hypertrophy/)
- [ドーピング](/term/doping/)
- [カテコールアミン](/term/catecholamine/)
- [内分泌系](/term/endocrine_system/)