# ケーブルローイング

ケーブルローイングは、[ロウイング系種目](/term/rowing_movement/)の一種であり、[ケーブルマシン](/term/cable_machine/)を用いて行う水平引き動作である。主に[広背筋](/muscle/latissimus_dorsi/)、[僧帽筋](/muscle/trapezius/)、[菱形筋](/muscle/rhomboid/)を対象とし、安定した抵抗を維持しながら筋肉に刺激を与えることができる。

## 特徴

ケーブルローイングでは、動作中に常に一定のテンションが筋肉にかかるため、筋肉の収縮と伸張の両局面で高い効果が期待できる。座位で行うことが一般的で、フォームの安定性が保ちやすい点も利点である。

## 主な使用筋群

- 主動筋:[広背筋](/muscle/latissimus_dorsi/)、[僧帽筋](/muscle/trapezius/)、[菱形筋](/muscle/rhomboid/)
- 補助筋:後部[三角筋](/muscle/deltoid/)、[上腕二頭筋](/muscle/biceps/)、[前腕](/muscle/forearm/)
- 固定筋:[脊柱起立筋](/muscle/erector_spinae/)、[腹横筋](/muscle/transversus_abdominis/)

## 実施方法

1. ケーブルマシンのプーリーを床付近にセットする。
2. ベンチに座り、両足をフットプレートに置く。
3. 背筋を伸ばし、体幹を固定する([姿勢保持力](/term/postural_stability/)を意識)。
4. グリップを引き、肘を体側に沿わせて後方へ動かす。
5. 肩甲骨を寄せ、胸を張った姿勢を保ちながらゆっくり戻す。

## バリエーション

- **Vバー**:肘を絞る動きが強調され、内側の背筋群への刺激が強くなる。
- **ロープグリップ**:肘を外側に開くことで後部三角筋への関与が増える。
- **ストレートバー**:広背筋全体に均等な刺激を与える。

## 注意点

- 腰を丸めたり、反動を使って引くと[腰椎](/term/lumbar_spine/)に負担がかかる。
- 引くときに肩がすくまないように注意し、肩甲骨の可動を意識する。
- 呼吸は[バルサルバ法](/term/valsalva_maneuver/)ではなく自然呼吸で行うのが一般的である。

## 関連項目

- [ロウイング系種目](/term/rowing_movement/)
- [バーベルローイング](/term/barbell_rowing/)
- [ダンベルローイング](/term/dumbbell_rowing/)
- [Tバーロウ](/term/t_bar_row/)
- [広背筋](/muscle/latissimus_dorsi/)
- [僧帽筋](/muscle/trapezius/)
- [体幹](/term/core/)