# 心筋

心筋は、[筋組織](/term/muscle_tissue/)の一種であり、心臓を構成する特殊な筋肉である。[骨格筋](/term/skeletal_muscle/)と同様に[横紋筋](/term/striated_muscle/)であるが、自らの意志で動かすことはできず、[不随意筋](/term/involuntary_muscle/)に分類される。

## 特徴

心筋は、分岐状の細胞が[介在板](/term/intercalated_disc/)と呼ばれる構造で互いに連結し、電気的信号が迅速に伝わるようになっている。これにより、心臓全体が同期して収縮することが可能となる。

心筋の収縮は[活動電位](/term/action_potential/)により引き起こされる。収縮のエネルギー源には[ATP](/term/atp/)が使用され、これを生成するために[エネルギー代謝](/term/energy_metabolism/)が活発に行われる。

## 心筋と神経

心筋は[自律神経系](/term/autonomic_nervous_system/)によって制御され、[交感神経](/term/sympathetic_nervous_system/)と[副交感神経](/term/parasympathetic_nervous_system/)が心拍数や収縮力を調整する。

## 疾患との関連

心筋が適切に機能しない場合、[心不全](/term/heart_failure/)や[心筋症](/term/cardiomyopathy/)といった疾患が発生する。また、[心筋梗塞](/term/myocardial_infarction/)は心筋への血流が遮断されることで組織が壊死する状態である。

## 関連項目

- [筋組織](/term/muscle_tissue/)
- [横紋筋](/term/striated_muscle/)
- [不随意筋](/term/involuntary_muscle/)
- [活動電位](/term/action_potential/)
- [エネルギー代謝](/term/energy_metabolism/)
- [ATP](/term/atp/)
- [心不全](/term/heart_failure/)