心筋は、筋組織の一種であり、心臓を構成する特殊な筋肉である。骨格筋と同様に横紋筋であるが、自らの意志で動かすことはできず、不随意筋に分類される。
心筋は、分岐状の細胞が介在板と呼ばれる構造で互いに連結し、電気的信号が迅速に伝わるようになっている。これにより、心臓全体が同期して収縮することが可能となる。
心筋の収縮は活動電位により引き起こされる。収縮のエネルギー源にはATPが使用され、これを生成するためにエネルギー代謝が活発に行われる。
心筋は自律神経系によって制御され、交感神経と副交感神経が心拍数や収縮力を調整する。
心筋が適切に機能しない場合、心不全や心筋症といった疾患が発生する。また、心筋梗塞は心筋への血流が遮断されることで組織が壊死する状態である。