# クリーン

**クリーン**は、[オリンピックリフティング](/term/olympic_lifting/)における主要なリフト動作の一つであり、床に置いた[バーベル](/term/barbell/)を一気に引き上げて、肩の位置(いわゆるラックポジション)で受け止めるリフト技術である。

## 動作の流れ

クリーンは主に以下のステップで構成される:

1. **初動(ファーストプル)**  
   バーベルを床から膝下まで持ち上げる。この時、[ヒップヒンジ](/term/hip_hinge/)を意識し、[体幹](/term/core_muscles/)を安定させる。

2. **加速局面(セカンドプル)**  
   膝を通過した後、[爆発的](/term/explosive_power/)に身体を伸ばしてバーベルを垂直方向に引き上げる。この段階で[臀筋群](/muscle/gluteal_muscles/)、[ハムストリングス](/muscle/hamstrings/)、[広背筋](/muscle/latissimus_dorsi/)などが強く動員される。

3. **キャッチ(受け)**  
   素早く身体をバーベルの下に潜り込ませて、[フロントラックポジション](/term/front_rack_position/)でバーベルをキャッチする。ここでは[フルスクワット](/term/deep_squat/)の姿勢になる。

## 種類

- [パワークリーン](/term/power_clean/):キャッチ時のしゃがみが浅い
- [ハングクリーン](/term/hang_clean/):膝上からスタートするバリエーション
- [ブロッククリーン](/term/block_clean/):ブロック上にバーベルを置いて始める
- [クリーン&ジャーク](/term/clean_and_jerk/):クリーンの後に[ジャーク](/term/jerk/)を行う競技リフト

## 効果と利点

クリーンは、以下のような能力の向上に寄与する:

- [筋力](/term/strength/)と[パワー](/term/power/)の向上
- 全身の[協調性](/term/motor_control/)や[敏捷性](/term/agility/)の改善
- スポーツパフォーマンスの向上(特にジャンプ力やスプリント)

## 注意点

クリーンは高度な[テクニック](/term/technique/)を要するため、初心者は必ず軽重量から始め、[フォーム](/term/form/)の習得を優先すべきである。また、キャッチ時に[腰部の過伸展](/term/lumbar_hyperextension/)や[腹圧](/term/intra_abdominal_pressure/)の不足があると怪我のリスクが高まる。

## 関連項目

- [パワークリーン](/term/power_clean/)
- [スナッチ](/term/snatch/)
- [ヒップヒンジ](/term/hip_hinge/)
- [筋力向上](/term/strength_gain/)
- [オリンピックリフティング](/term/olympic_lifting/)