# フォールスグリップ
フォールスグリップとは、[懸垂](/term/pull_up/)や[マッスルアップ](/term/muscle_up/)などの体操系種目において使用される特殊な握り方である。通常のグリップとは異なり、手首をバーの上に乗せるようにして、手のひらの付け根(手根部)で支えるのが特徴である。
## 特徴
フォールスグリップでは、前腕の筋力だけでなく手根部や手首の安定性が要求される。手を深く掛けることにより、身体を引き上げる動作からスムーズに押し出す動作へと移行しやすくなる。このため、特に[マッスルアップ](/term/muscle_up/)や[リングディップス](/term/ring_dips/)など、複合的な動作が求められる種目で不可欠な技術となる。
## 掴み方
1. バーまたはリングに対して手のひらを上から被せるように置く。
2. 手首を折り曲げて、手根部でバーを支える。
3. 指はバーの周囲に巻き付けるが、通常の[パワーグリップ](/term/power_grip/)よりも浅くなる。
4. 手首が不安定になるため、しっかりと前腕の筋肉で支える必要がある。
## 利点と課題
### 利点
- バーやリングの上に手があるため、引く動作から押す動作への移行がスムーズになる。
- 体操種目の習得に不可欠な前提スキルとなる。
### 課題
- 初心者には非常に難しく、前腕や手首に大きな負担がかかる。
- 落下リスクがあるため、練習時には十分な安全対策が必要。
## 関連する握り方
- [パワーグリップ](/term/power_grip/)
- [フックグリップ](/term/hook_grip/)
- [ミックスグリップ](/term/mixed_grip/)
- [オーバーハンドグリップ](/term/overhand_grip/)
- [アンダーハンドグリップ](/term/underhand_grip/)
## 関連項目
- [マッスルアップ](/term/muscle_up/)
- [懸垂](/term/pull_up/)
- [リングディップス](/term/ring_dips/)
- [グリップ](/term/grip/)