# ケーブルクロスオーバー(上方)

**ケーブルクロスオーバー(上方)**は、大胸筋上部をターゲットとするケーブルマシンを用いたアイソレーション種目である。ケーブルマシンの下段(ロー・プーリー)から両手でグリップを持ち、上方向へ腕を交差させる動作によって、胸の上部に収縮刺激を与える。

## 主に鍛えられる筋肉

- 大胸筋上部(鎖骨部)
- 三角筋前部(補助的)
- 上腕二頭筋(安定性補助)

## メリット

- ケーブルによって**終始一定の負荷がかかる**
- 動作の**可動域が広く、筋肉の収縮感を強く得られる**
- ダンベルフライでは得にくい**角度や方向からの刺激**が可能

## フォームと手順

1. ケーブルマシンの**ロー・プーリー(下段)**にハンドルをセットする
2. 両手でグリップを握り、マシンの中央に立つ
3. 片足を前に出し、胸を張って軽く前傾姿勢を取る
4. 両腕をやや曲げた状態で、**斜め上方向**へ弧を描くように引き上げる
5. 手が顔の前で交差する位置まで引き寄せ、胸筋を収縮させる
6. ゆっくりとスタート位置に戻す

## フォームのポイント

- 胸を張り、肩をすくめないように注意
- 肘の角度は一定を保ち、腕ではなく**胸の筋力で引く意識**
- 動作はコントロールして行い、反動を使わない
- 終始胸筋にテンションがかかるようにする

## バリエーション

- **ケーブルクロスオーバー(水平)**:中部大胸筋を中心に刺激
- **ケーブルクロスオーバー(下方)**:下部大胸筋への収縮を強調
- **片手ずつ実施するユニラテラルバージョン**も可

## 注意点

- 重量を上げすぎるとフォームが崩れやすくなる
- 腕や肩の力に頼らず、大胸筋上部への意識を保つ
- 無理に交差しすぎると肩関節に負担がかかるため注意

## 関連項目

- [大胸筋上部](/muscle/upper_chest/)
- [ケーブルクロスオーバー](/term/cable_crossover/)
- [ケーブルマシン](/term/cable_machine/)
- [プレス系種目](/term/pressing_exercises/)
- [インクラインダンベルフライ](/term/incline_dumbbell_fly/)