# ニュートラルグリップ

ニュートラルグリップ(neutral grip)は、手のひらが互いに向き合った状態でバーやハンドルを握るグリップ方法である。多くのプル系やプッシュ系のトレーニングで用いられ、手首・肩・肘関節への負担を軽減する効果がある。

## グリップの特徴

- 手のひらが内側同士を向く
- 前腕が自然な位置に保たれる
- 手首の回内・回外が最小限に抑えられる
- 肩関節の外旋を抑え、中間的な肘の位置を確保できる

## 主な使用種目

ニュートラルグリップは、以下の種目で頻繁に使用される:

- ニュートラルグリップ懸垂(チンアップとプルアップの中間的フォーム)
- ニュートラルグリップダンベルプレス
- ニュートラルグリップダンベルロウ
- ケーブルローイング(Vバー使用)
- トライセプスプッシュダウン(ロープアタッチメント)

## メリット

- 肩関節・手首への負担が少ないため、関節痛のあるトレーニーにも適応しやすい
- 上腕三頭筋や広背筋に自然な角度で刺激を与えられる
- 前腕の過剰な緊張を抑制
- 可動域を確保しつつ、怪我のリスクを低減

## デメリット・注意点

- バーベルではニュートラルグリップが取りにくい(基本的にダンベル・ケーブル向け)
- 種目によっては刺激が分散し、筋肥大効果がやや落ちることもある
- 専用グリップやハンドルが必要な場合がある

## 他のグリップとの比較

| グリップ形式        | 手のひらの向き | 主な効果                             |
|---------------------|----------------|--------------------------------------|
| アンダーグリップ    | 上向き         | 上腕二頭筋の関与が強くなる           |
| オーバーグリップ    | 下向き         | 広背筋や三角筋後部に高い刺激         |
| ニュートラルグリップ | 向かい合わせ   | 関節負担が少なく自然なフォームを確保 |

## 関連項目

- [プルアップ](/term/pull_up/)
- [チンアップ](/term/chin_up/)
- [懸垂](/term/pull_up/)
- [ダンベルロウ](/term/dumbbell_row/)
- [トライセプスプッシュダウン](/term/triceps_pushdown/)
- [関節の保護](/term/joint_protection/)