# 肘頭(Olecranon)

**肘頭(Olecranon)**は、**尺骨**の上端に位置する骨突起であり、肘関節の後方に突出している部分を指す。皮膚のすぐ下にあり、肘を曲げ伸ばしする際に目立つ部位である。

## 構造と役割

- **構造**
    - 肘頭は尺骨の一部で、肘関節を形成する重要な構造物。
    - 上腕骨の**肘頭窩**に収まり、肘の伸展時にしっかりと関節を安定させる。

- **役割**
    - **肘の伸展**
        - [上腕三頭筋](/term/triceps_brachii/)の付着部となり、肘を伸ばす動作の支点として機能する。
    - **保護機能**
        - 肘関節後方の衝撃を吸収。

## 関連疾患

- **肘頭滑液包炎(オレクラン・バルサイティス)**
    - 肘をつく動作の繰り返しなどで、肘頭の滑液包が炎症を起こす状態。
    - 症状: 腫脹、痛み、熱感。
- **肘頭骨折**
    - 転倒などによる外傷で発生。

## スポーツとの関わり

- ウェイトトレーニングや格闘技などで、肘頭に圧力や外力が集中する場合がある。
- 肘をつく姿勢が多い場合、滑液包炎のリスクが高まる。

## 注意点

- 肘頭に過剰な圧力をかける姿勢は避ける
- 疼痛や腫れがある場合は早期に対処する

## 関連項目

- [尺骨](/term/ulna/)
- [上腕三頭筋](/muscle/triceps/)
- [肘関節](/term/elbow_joint/)
- [肘頭滑液包炎](/term/olecranon_bursitis/)