# 骨格筋

**骨格筋**とは、[骨](/term/bone/)に付着し、自発的な運動を可能にする[横紋筋](/muscle/striated_muscle/)の一種である。人間の身体には約600個の骨格筋が存在し、全体重の約40%を占める。

## 構造

骨格筋は複数の[筋繊維](/term/muscle_fiber/)から構成されており、筋繊維はさらに[筋原線維](/term/myofibril/)という構造単位を含む。筋原線維内では、[アクチン]と[ミオシン]という[タンパク質](/term/protein/)が規則正しく配列し、筋収縮を可能にする。

各筋繊維は[筋膜](/term/fascia/)に包まれており、神経や血管と密接に連携して機能する。筋収縮は[運動ニューロン](/term/motor_neuron/)からの信号によって制御され、[神経筋接合部](/term/neuromuscular_junction/)を介して伝達される。

## 機能

骨格筋は以下のような多様な機能を持つ。

- 身体の運動(歩行、走行、持ち上げなど)
- 姿勢の保持
- 関節の安定化
- 熱産生による[体温調節](/term/thermoregulation/)

## 筋線維の種類

骨格筋は[筋線維](/term/muscle_fiber/)の構成によって次の2タイプに分類される。

- **遅筋線維(Type I)**:酸素を使った[有酸素代謝](/term/aerobic_metabolism/)を主体とし、持久性に優れる。
- **速筋線維(Type II)**:[無酸素代謝](/term/anaerobic_metabolism/)を主体とし、瞬発的な力発揮に適している。

## トレーニングと骨格筋

[レジスタンストレーニング](/term/resistance_training/)や[有酸素運動](/term/aerobic_exercise/)により骨格筋の[筋肥大](/term/muscle_hypertrophy/)、筋力、持久性などの特性が変化する。個々の筋肉の役割や特性を理解することで、より効果的なトレーニングが可能となる。

## 関連項目

- [筋繊維](/term/muscle_fiber/)
- [筋収縮](/term/muscle_contraction/)
- [アクチン](/term/actin/)
- [ミオシン](/term/myosin/)
- [遅筋線維](/term/slow_twitch_fiber/)
- [速筋線維](/term/fast_twitch_fiber/)
- [レジスタンストレーニング](/term/resistance_training/)

## 参考文献

- Guyton & Hall『医学生理学』
- 筋肉の生理学に関する最新研究論文