# トルソーローテーション
トルソーローテーション(torso rotation)は、体幹部を左右に回旋させる動作、あるいはそれを鍛えるためのトレーニング種目を指す。スポーツ動作において重要な「捻り」や「ひねり」の力を高める目的で用いられ、[腹斜筋群](/muscle/obliques/)や[脊柱起立筋](/muscle/erector_spinae/)、[腹横筋](/muscle/transversus_abdominis/)などの体幹筋群を効果的に活性化する。
## 主な目的
- 回旋系スポーツ(野球・テニス・ゴルフなど)のパフォーマンス向上
- 体幹の可動性・安定性のバランス強化
- 姿勢制御とケガ予防
- [スタビライザー](/term/stabilizer/)の活性化
## 主な対象筋
- [内腹斜筋](/muscle/internal_oblique/)
- [外腹斜筋](/muscle/external_oblique/)
- [腹横筋](/muscle/transversus_abdominis/)
- [多裂筋](/muscle/multifidus/)
- [脊柱起立筋](/muscle/erector_spinae/)
## 実施例
### ケーブル・トルソーローテーション
1. ケーブルマシンのハンドルを胸の高さに設定
2. 足を肩幅に開いて立ち、両手でハンドルを握る
3. 骨盤は固定し、体幹を軸にして上半身を左右に回旋
4. 腹斜筋の収縮を感じながらゆっくり戻す
5. 片側10〜15回、左右交互に実施
### メディシンボール・ローテーション
- 壁に向かってメディシンボールを捻りながら投げる
- ダイナミックな回旋力と反応力を高める種目
### フロアローテーション(自重)
- 座位または仰臥位で、両手を胸の前で組み、上半身を左右に捻る
## ポイント
- 骨盤の動きを極力抑えて、体幹の回旋を意識する
- 肘を引くのではなく、胸ごと回すように動作する
- 呼吸を止めずに行う
- 高速動作の前に低速・コントロール重視のトレーニングを行う
## 注意点
- 腰椎の可動域は少ないため、過度な回旋は危険
- 腰痛持ちの人は負荷や可動域を調整する
- 勢いに頼らず、筋肉の動きを意識する
## 関連種目
- [ロシアンツイスト](/term/russian_twist/)
- [ケーブルウッドチョッパー](/term/woodchopper/)
- [バイシクルクランチ](/term/bicycle_crunch/)
- [メディシンボールスラム](/term/medicine_ball_slam/)
- [サイドプランク](/term/side_plank/)
## 関連項目
- [体幹筋群](/muscle/core_muscles/)
- [腹斜筋群](/muscle/obliques/)
- [スタビライザー](/term/stabilizer/)
- [可動域](/term/range_of_motion/)