カゼイン
カゼイン(casein)は、牛乳に含まれる主要なタンパク質成分のひとつであり、吸収速度が遅く、持続的なアミノ酸供給に優れているのが特徴である。主に就寝前や空腹時間が長くなる場面での摂取に適している。
カゼインの特徴
- 牛乳タンパク質の約80%を占める
- 胃内でゲル状になり、ゆっくりと消化・吸収される
- 血中アミノ酸濃度が長時間維持される(6〜8時間)
- 筋分解の抑制に優れているため抗カタボリック効果が高い
ホエイとの比較
| 特性 |
カゼイン |
ホエイ |
| 吸収速度 |
遅い(持続型) |
速い(即効型) |
| 血中アミノ酸 |
ゆるやかに長く維持される |
急激に上昇し短時間で消失する |
| 摂取タイミング |
就寝前、空腹時 |
トレーニング直後、起床直後 |
| 主な目的 |
筋分解抑制(抗カタボリック) |
筋合成促進(アナボリック) |
推奨される摂取タイミング
- 就寝前:睡眠中の筋分解を防ぎ、回復を促進
- 食間:長時間食事が取れないときの栄養供給
- 減量中:腹持ちがよく、食欲をコントロールしやすい
一回の摂取目安
- 一般的には20〜40g(タンパク質換算)
- 体重や活動量に応じて調整する(体重1kgあたり約0.3〜0.5g/日)
種類と形態
- ミセルカゼイン(Micellar Casein)
自然な形で最も吸収が遅い。長時間アミノ酸を供給。
- カゼイン酸カルシウム
溶解性が高く加工しやすいが、ミセルよりやや吸収が早い。
- カゼイン配合製品:プロテインバー、RTD飲料、サプリメントなど。
注意点
- ホエイよりもやや消化に負担がかかる場合がある
- 牛乳アレルギーの人には不向き(乳糖不耐症とは別)
カゼインを含む食品
- 牛乳、ヨーグルト、カッテージチーズ、ギリシャヨーグルト
- 高タンパクの乳製品全般
関連項目