猫背姿勢

猫背姿勢(kyphotic posture)とは、背中の上部(特に胸椎)が過度に丸まった姿勢を指し、肩が前方に出て頭部が前に突き出す特徴を持つ。現代人に多く見られ、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用が主な要因とされる。

主な特徴

  • 胸椎の過度な屈曲(後弯)
  • 肩甲骨の外転・下制
  • 頭部前方変位(フォワードヘッド)
  • 骨盤の後傾
  • 胸筋の短縮と背筋群の弱化

影響・弊害

  • 肩こり、首の痛み
  • 腰痛や背部痛の慢性化
  • 呼吸機能の低下(胸郭の可動域制限)
  • 肩関節の可動性制限と肩関節インピンジメントのリスク増加
  • 見た目の印象(老けて見える、活力がない印象)

原因

生活習慣

  • 長時間のパソコン作業やスマホ使用
  • イスに浅く腰掛ける癖
  • 運動不足による姿勢保持筋の弱化

筋バランスの崩れ

可動性の低下

  • 胸椎伸展の制限
  • 肩甲骨の可動性不足
  • 股関節や足関節の連動性低下

改善方法

姿勢改善エクササイズ

  • 胸椎伸展を促すフォームローラー運動
  • 壁立ち姿勢での姿勢再学習
  • 肩甲骨の内転・挙上運動(肩甲骨リトラクション)

筋力トレーニング

ストレッチ

  • 小胸筋、広背筋のストレッチ
  • 首・肩まわりの動的ストレッチ
  • 股関節屈筋群のストレッチ(骨盤の後傾防止)

日常での意識ポイント

  • イスに深く腰掛け、骨盤を立てる
  • 30分〜1時間おきに立ち上がる
  • パソコン画面は目線の高さに調整
  • スマートフォンは目の高さに持ち上げて使う

関連項目