レプチン(Leptin)
レプチン(Leptin)とは、脂肪細胞(脂肪組織)から分泌されるホルモンの一種であり、食欲の抑制やエネルギー代謝の調整に重要な役割を果たす。しばしば「満腹ホルモン」と呼ばれ、体脂肪の量と密接に関連している。
主な働き
- 視床下部に作用して食欲を抑制する
- エネルギー消費量を調整する
- 長期的な体重や体組成の調整に関与する
- 代謝を維持し、極端な飢餓状態を防ぐ
レプチンと体脂肪の関係
- レプチンは体脂肪が多いほど多く分泌される
- 減量中に体脂肪が減るとレプチンも低下し、食欲が増加し、代謝が低下する
- これがダイエット中の停滞やリバウンドの原因となる
レプチンの低下による影響
レプチン抵抗性
- 肥満の一部では、高いレプチン値にも関わらず満腹感が得られない「レプチン抵抗性」が見られる
- 主な原因は慢性的な過食・高脂肪食・炎症・ストレス
- インスリン抵抗性と併発することもある
レプチンを活用するために
- 適切な体脂肪率を維持する
- 極端なカロリー制限を避ける
- リフィードやチートミールでレプチンを一時的に回復させる
- 質の良い睡眠とストレス管理を行う
- 加工食品を控え、抗炎症的な食生活を意識する
レプチンと減量戦略
- 減量が進むにつれてレプチンが低下し、停滞期が訪れやすくなる
- 計画的な高糖質食(リフィード)は、レプチンの急激な低下を抑える手段として有効
- 長期的な減量を成功させるには、ホルモンの変化に対応したアプローチが不可欠である
関連項目