ナローベンチプレス
ナローベンチプレス(narrow bench press)は、通常のベンチプレスに比べてグリップ幅を狭く設定し、上腕三頭筋への刺激を高めるトレーニング種目である。胸筋にも負荷は入るが、主に腕の裏側を強化する目的で行われる。
主な効果
- 上腕三頭筋の筋力・筋肥大向上
- プッシュ系種目の補強(ベンチプレス、ショルダープレスなど)
- ロックアウト(挙上終盤)の強化
- 胸筋内側や三角筋前部への補助的刺激
実施方法(基本フォーム)
- フラットベンチに仰向けになる。
- バーベルを肩幅程度か、それよりやや狭い位置で握る(手幅目安:肩幅の内側)。
- 肘を体側に近づけるよう意識しながらバーを胸の中央~下部に下ろす。
- 肘を伸ばしてバーベルを押し上げ、元の位置に戻す。
- 8~15回を目安に3セット以上実施する。
フォームのポイント
- 肘を広げすぎず、体側に沿わせるように動作する
- バーは胸の高い位置ではなく、みぞおちあたりを狙う
- 手首を反らせすぎないように注意
- 背中を軽くアーチさせて安定させる
- 動作中は肩をすくめない
バリエーション
- スミスマシンナローベンチプレス:軌道が安定し、フォームを意識しやすい
- ダンベルナローベンチプレス:可動域が広くなり、安定性とバランスが要求される
- フロアプレス式:肘の可動域を制限し、関節負担を軽減する目的で用いられる
よくあるミスと注意点
- 肘を開いてしまう → 肩に負担がかかる
- バーを高い位置に下ろす → 三頭筋への刺激が弱くなる
- 過度に狭いグリップ → 手首や肘に過剰なストレスがかかる
他種目との比較
| 種目 |
主なターゲット |
特徴 |
| ベンチプレス |
大胸筋 |
高重量向き、胸中心 |
| ナローベンチプレス |
上腕三頭筋+胸筋内側 |
ロックアウト強化 |
| ダンベルプレス |
大胸筋+安定筋群 |
可動域が広く、自由度高い |
関連項目