ナローベンチプレス

ナローベンチプレス(narrow bench press)は、通常のベンチプレスに比べてグリップ幅を狭く設定し、上腕三頭筋への刺激を高めるトレーニング種目である。胸筋にも負荷は入るが、主に腕の裏側を強化する目的で行われる。

主な効果

  • 上腕三頭筋の筋力・筋肥大向上
  • プッシュ系種目の補強(ベンチプレス、ショルダープレスなど)
  • ロックアウト(挙上終盤)の強化
  • 胸筋内側や三角筋前部への補助的刺激

実施方法(基本フォーム)

  1. フラットベンチに仰向けになる。
  2. バーベルを肩幅程度か、それよりやや狭い位置で握る(手幅目安:肩幅の内側)。
  3. 肘を体側に近づけるよう意識しながらバーを胸の中央~下部に下ろす。
  4. 肘を伸ばしてバーベルを押し上げ、元の位置に戻す。
  5. 8~15回を目安に3セット以上実施する。

フォームのポイント

  • 肘を広げすぎず、体側に沿わせるように動作する
  • バーは胸の高い位置ではなく、みぞおちあたりを狙う
  • 手首を反らせすぎないように注意
  • 背中を軽くアーチさせて安定させる
  • 動作中は肩をすくめない

バリエーション

  • スミスマシンナローベンチプレス:軌道が安定し、フォームを意識しやすい
  • ダンベルナローベンチプレス:可動域が広くなり、安定性とバランスが要求される
  • フロアプレス式:肘の可動域を制限し、関節負担を軽減する目的で用いられる

よくあるミスと注意点

  • 肘を開いてしまう → 肩に負担がかかる
  • バーを高い位置に下ろす → 三頭筋への刺激が弱くなる
  • 過度に狭いグリップ → 手首や肘に過剰なストレスがかかる

他種目との比較

種目 主なターゲット 特徴
ベンチプレス 大胸筋 高重量向き、胸中心
ナローベンチプレス 上腕三頭筋+胸筋内側 ロックアウト強化
ダンベルプレス 大胸筋+安定筋群 可動域が広く、自由度高い

関連項目