ピンチグリップ(Pinch Grip)とは、指先と親指で物体を挟むようにして保持する握力の一種であり、特に前腕や指の筋力を鍛える際に重要なグリップ形式である。
ピンチグリップは、物体を指と親指の力だけで挟み持つ動作であり、一般的な「握る」動作(クラッシュグリップ)とは異なる。日常生活では紙束、書類、本の端などを持ち上げる動作で自然に用いられる。
トレーニングにおいては、前腕屈筋群、母指球筋、指伸筋群などを強化する目的で実施される。特にクライミングや武道、格闘技、重量挙げなど、手の繊細な制御と保持力が必要な競技において重要視される。
以下はピンチグリップを強化するための代表的なトレーニングである。
重量プレート(2.5kg~10kg)を2枚重ねて、その平らな面を親指と指で挟み、持ち上げる。一定時間保持する静的トレーニングが基本。
専用のピンチブロック器具を用いて、ウェイトを持ち上げる種目。指と親指の間に負荷が集中する。
クライミング用のピンチホールドにぶら下がるトレーニング。上級者向け。