上部胸筋

上部胸筋(Upper Pectoralis Major)は、胸の筋肉である大胸筋のうち、鎖骨部(clavicular head)に該当する部分を指す。インクライン(上向き)の動作において主に動員され、胸の上部に厚みをもたせるためのトレーニング対象として重要視される。

解剖学的特徴

  • 起始部:鎖骨の内側
  • 停止部:上腕骨の上部(大結節稜)
  • 作用:肩関節の屈曲(腕を前方へ上げる)、内転、内旋

上部胸筋を鍛えるメリット

  • 胸全体の立体感を高め、メリハリのある上半身を形成
  • 姿勢の改善(猫背対策)にも寄与
  • ベンチプレスでの重量増加に間接的に貢献

主なトレーニング種目

インクライン系プレス種目

インクライン系フライ種目

その他

トレーニング時のポイント

  • 30〜45度のインクライン角度が最も上部胸筋に刺激が入りやすい
  • 軌道を斜め上に意識し、肩ではなく胸で押す
  • 動作の可動域を十分に取り、ストレッチと収縮を意識する

注意点

  • ベンチの角度が高すぎると三角筋前部に刺激が逃げやすい
  • 高重量にこだわりすぎるとフォームが崩れやすくなる
  • 胸筋の意識が弱いと効果が出にくい

関連項目